Bascule「GYOROL」の新たなインタラクティブ体験
Basculeさんのケータイ&Webリアルタイム連動コンテンツ「GYOROL」が素晴らしいです。
体験してみて、その素晴らしい点は、主に3つあると思いました。
1. 新しい発想と体験
これまでは、ケータイはケータイで、WebはWebで、というコンテンツ提供でした。
それが、「ケータイでWebを操作する」かつ「リアルタイムにそれがWeb上で展開される」という視点と実装は、
一ユーザにとって、これまでに全くない発想と体験です。
ケータイで、Webを操作しているという、この感覚は、すごく新しくて不思議な気分になります。
その意味でインタラクティブ業界に、凄まじいインパクトを与えるサイトだと思いました。
2. ケータイデバイスのフィジカルな特徴を活用
ケータイで釣竿を落とす操作をし、PC上で魚が引いたときの絶妙なケータイのバイブレーション感覚が、
ぞくっとするほど、リアルな体験でした。
ブラウザの中で、Flashでいくら気持ちの良いインタラクション体験を施しても、この感覚には絶対に勝てないと思う。
五感はそれほどに体験に寄与するし、だからこそケータイの面白さはある、という「論より証拠」を、体験として
ずばっと提示された、プロジェクトだと思います。
3. 参加の仕組みと、PCを超えた広がり
Basculeさんらしいと思ったのが、これが一人のゲーム体験ではなく、向こう側に人がいて、集っている仕組みを
用意していること。
ネットメディアの楽しさってそこだよね、という嗅覚はほんと「今」の感じをよく捉えられていると思います。
でも、このプロジェクトの本当のユニーク性は、ブラウザとPCを超えたところにあるのでしょう。
つまり、こういう参加の仕組みと、ネット接続されたビジョンさえあれば、屋内外を問わず、どこでも楽しめる、
というプラットフォームを用意されたことです。
だから、↓ のように、PCから抜け出て、リアルな場として友達同士でも楽しむことができる。
横浜のエレクトリカルファンタジスタ2008の会場で行われているそうですが、これはきっとほんの小手調べ。
もしTVやOOH、イベント会場、店舗ディスプレイなどへこの仕組みを持ち込んだら、
「メディアとメディアとのインタラクティブ体験」という、これまでにない広告のあり方が展開されます。
Basculeさんの、常に切り開いていこうとされる試みは、本当に素晴らしい限りです。
昨年のSonyビルのインタラクティブ体験がそうだったように、今年から来年にかけては、ケータイを活用した
新たなインタラクティブ体験が、今後さらに加速していく気配がします。
ちょっとぞくぞくしますね。